特集

ドライブの行き先は大川原高原へ!
高原のパノラマを満喫しよう

徳島市街から車を走らせると見えてくる、緑が茂る山々や園瀬川の美しい清流…。徳島県唯一の村“佐那河内村”では、豊かな自然を満喫することができます。なかでも大川原高原一帯は、希少な植物が数多く残る森林地帯を有しているほか、大型集合風力発電施設・大川原ウインドファームもあり佐那河内村の観光スポットが満載です。車でのドライブだけでなく、サイクリングで大川原高原一帯を堪能してみませんか?

★☆ その他のおすすめ記事はこちら ↓ ↓ ↓
花に呼ばれて天空へ 心のふるさと 徳島県吉野川市美郷
https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=17
美しい緑の世界 上勝の苔むす森に魅せられて
https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=57

アクティビティ


標高約1000m! 徳島市街地を望む絶景に出会いに行こう

標高約1000m! 徳島市街地を望む絶景に出会いに行こう

佐那河内村役場の手前の看板を目印に山道を上り続けること約30分。
大きな風力発電機が目印です。
大川原高原に到着します。

頂上の標高は1019m。大川原高原の展望台付近は市街地と比べて一年中4~5度ほど気温が低いそう。
もちろん頂上からの眺めは美しく、晴れた日には淡路島まで見渡すことができます。

 運がよければ牧場で草を食む牛たちを眺めることができるかも。
運がよければ牧場で草を食む牛たちを眺めることができるかも。
 大川原高原に咲くあじさい。
大川原高原に咲くあじさい。

夏には一面に咲き誇るあじさいを見ることができ、
県内外からその景観を楽しみに多くの人が足を運んでいます。

頂上の施設『佐那河内ヒルトップハウス』で働くスタッフさんによると
これだけ美しくあじさいが咲くのは、
“標高が高く曇りや霧が多い”という大川原高原の気候条件が
あじさいの成長に非常に適しているからなのだとか。

見ごろは毎年7月ごろ。
その時期に合わせて地元では[あじさい祭り]を開催しているので
ぜひこちらも訪れてくださいね。

ヒルトップハウスで天体観測!

ヒルトップハウスで天体観測! 大川原高原からの星空。
大川原高原からの星空。

昼間に望む街や山々の景色ももちろん美しいですが、
夜に眺める星空も見逃せません。

周りに障害物がない上に、
標高が高い分空気が澄んでおり市街地からの光が入ってこないので
天体観測に適したスポットになっています。

駐車場からの眺めも十分美しいのですが、
「もっと鮮明に星を眺めたい!」という人には
天体観測に使用する展望台を備えた『ヒルトップハウス』へ。

 最上階の観測台には大口径500m/m反射望遠鏡を完備。
最上階の観測台には大口径500m/m反射望遠鏡を完備。

夏季には天体観測のイベントも開催しています。

利用の際には088-679-2115(佐那河内役場 産業環境課)まで事前に連絡を。

佐那河内村ヒルトップハウス

佐那河内村ヒルトップハウス

住/徳島県名東郡佐那河内村上大川原5-7
tel.088-679-3257
問い合わせtel.088-679-2115(佐那河内役場 産業環境課/8:30~17:15)
利用料/大人:520円、子ども:310円

佐那河内村周辺の生態系に迫る
『いきものふれあいの里』へ

佐那河内村周辺の生態系に迫る
『いきものふれあいの里』へ 『佐那河内いきものふれあいの里』のネイチャーセンター。
『佐那河内いきものふれあいの里』のネイチャーセンター。

『佐那河内いきものふれあいの里』は希少な植物が自生する森林の中にあり、
佐那河内村周辺に生息する昆虫類の標本などを豊富に展示しています。

 木のぬくもりを感じる[展示室]。
木のぬくもりを感じる[展示室]。

村内で発見された野生動物の骨の標本も展示されているほか、
定期的に企画展を開催しています。(撮影日は徳島市在住のアマチュアカメラマン・三ツ井政夫さんの写真展を開催)

佐那河内村に生息する昆虫や動物、植物と触れ合える
自然体験活動も定期的に実施中。

[春の昆虫観察]や[川の観察会]など
小学生以上の子どもから参加できるイベントもあります。

森林で生息する希少な生き物に興味がある人は
ぜひ一度訪れてみてください。

徳島県立佐那河内いきものふれあいの里
ネイチャーセンター

徳島県立佐那河内いきものふれあいの里
ネイチャーセンター

住/徳島県名東郡佐那河内村上字大川原5-8
tel.088-679-2238
問い合わせtel.同上(9:00~16:00)

佐那河内村で宿泊
テント&バンガローも

佐那河内村で宿泊
テント&バンガローも
 テントサイトにはそれぞれ可愛らしい看板が。
テントサイトにはそれぞれ可愛らしい看板が。

『佐那河内いきものふれあいの里』からさらに車を走らせると、
同施設が運営するキャンプ場もあります。

こちらは例年4月下旬~9月末までの期間限定でオープンしています。

テントはレンタルも可能です。

組み立てや解体などはキャンプ場のスタッフがサポートしてくれるので
キャンプ初心者の人も安心して訪れることができますよ!

 キャンプ場の共有の炊事場。
キャンプ場の共有の炊事場。

炊事用具や食器セットの貸し出しもあるため、
準備物が少なく済むのも◎。

また木造のバンガローも5棟あり、
子ども連れファミリーにはこちらの利用がおすすめです。

 バンガローの中の様子。5棟すべて同じ仕様です。
バンガローの中の様子。5棟すべて同じ仕様です。

またキャンプ場内には
大川原高原ウインドファームの資料館もあります!

入場は無料で、室内にはこれまで使用されてきた発電にまつわる設備が多数展示されています。

手前の発電機はなんと大正9年に製造されたもの!
発電機の軸を水車で回し、発電機内の回転子が回転することで電圧が発生するのだとか。

実際に使用されていた配電盤なども数多く展示。
これだけ間近に見られる機会はなかなかありません。

なんでも佐那河内村では大正年間中ごろまで街灯が一つもなく、
地元の有志が集って発電に尽力し、街灯を作ったのだそう。

そういった歴史をふまえてそれぞれの設備を見ていくと、
また違った趣を感じられますね。

自然豊かな高原で楽しい思い出をつくってみてはいかがでしょうか。

徳島県立佐那河内いきものふれあいの里 キャンプ場

徳島県立佐那河内いきものふれあいの里 キャンプ場

名東郡佐那河内村上字奥川股17-134
tel. 088-676-1414(予約は088-679-2238(ネイチャーセンター)まで連絡を)
利用料/テント利用料:510円(1区画/1泊(日))
    バンガロー利用料:4,400円(1棟/1泊(日))