特集
豊かな自然と人が育んだ
今も続く阿波の歴史・文化
日本遺産にも認定され、ジャパンブルーとしてもその存在が注目されつつある藍染め。第一次世界大戦以来ゆかりのあるドイツとの交流の記録を展示したドイツ館…など、これまでイーストとくしま観光推進機構のWEBサイト内で取り上げた記事から、徳島で紡がれてきた歴史と、そこで暮らす人々によってつくりあげられた徳島独自の伝統文化を紹介します。
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鳴門鯛から“食べる藍”まで! 徳島東部圏域グルメ
https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=43
徳島の職人たちだから生み出せた 高度な技術の集大成「舞工房」
https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=141
日本遺産認定
阿波藍を藍の産地・上板町で学ぶ
徳島の歴史や文化を語る上で欠かせない“阿波藍”。文化庁より日本遺産に認定され、ジャパンブルーとして親しまれています。上板町には、そんな藍の歴史を感じ、実際に藍染め体験ができる施設『技の館』があります。同館では藍に関する展示室があり、藍が染料になるまでを写真を見ながら学ぶことができるスペースや、完全制御型LED植物工場などを設置。LED光によって栽培している藍の生葉を年中見ることができる施設となっています。『藍染体験工房』では、阿波藍による藍染め体験にもチャレンジが可能。体験の際にはスタッフがしっかりと指導してくれるので、初心者や小さな子どもも気軽に楽しむことができます。藍の栽培面積、染液の原料「すくも」の製造・出荷量日本一を誇る上板町で、藍染めの歴史について学び、実際に体験してみませんか?
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=18
太古のロマンを感じる
勝浦町で恐竜観光
勝浦郡勝浦町では、1994年に恐竜・イグアノドンの歯の化石が発見されたことをきっかけに恐竜にまつわる町おこしに取り組んでいます。『恐竜の里』という小さなテーマパークには、今にも動き出しそうな大型恐竜モニュメントが! 登龍・昇龍の言葉にちなんで祈願成就にあやかった『恐竜大権現』と呼ばれる神社もあり、成績や業績アップを願って訪れる人もいるそうです。この町では、化石や恐竜にまつわるスイーツをいただくこともできます。『ケーキハウス みりか』では、[恐竜のあしあとクッキー](1個200円)や[恐竜の卵ブッセ](1個80円)などの恐竜スイーツを販売。マイナスイオンたっぷりの勝浦町で、太古のロマンと豊かな自然を感じる休日を楽しんでみてくださいね。
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=23
作って楽しい!もらって嬉しい!
伝統工芸・阿波和紙づくり
徳島県では古くから和紙の製造がおこなわれていました。特に吉野川市、那賀郡那賀町で生産される和紙は総称して“阿波和紙”と呼ばれ、現在も生産が続けられています。一枚一枚手すきで作り上げていく阿波和紙は丈夫で破れにくく、柔らかで優しい手触りが特徴。吉野川市にある『阿波和紙伝統産業会館』では、その製造風景の見学や紙すき体験ができるため、国内外問わずさまざまな人々が訪れています。オリジナルの和紙を作ることができる紙すき体験は、職員さんが丁寧にアドバイスしてくれるのではじめての作業でも楽しく取り組めます。紙すきの後は、着色された色とりどりのパルプを使って絵付け体験も! 好きな模様を描いたり、型を使って模様を流し込んだりして、オリジナル模様に仕上げることができますよ。作品はその日のうちに持ち帰ることが可能。2階には展示スペースがあるほか、1階では阿波和紙製のユニークな雑貨をショップで購入することができ、お土産はもちろん、自分用に買い物するのもいいですね。徳島の伝統技術を体験できる『阿波和紙伝統産業会館』で、その魅力を感じてみませんか?
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=24
徳島の歴史探訪
レキシルとくしま
徳島市から車で約30分の『レキシルとくしま』は、徳島県内で出土した埋蔵文化財を収蔵・展示している、徳島県立埋蔵文化財総合センターの愛称。旧石器時代から江戸時代までのさまざまな出土品を鑑賞することができるほか、考古学的な研究結果をまとめた資料も多く展示されていて、自由に見ることができます。常設展示数はなんと1600点!ガラス越しではなく直接目で見にすることができるように展示されているものも多数ありますよ。また、実際に発掘されたときの様子を再現した展示があったり、古代の人々が作っていた勾玉やガラス玉・鋳造・草木染めなどの体験ができるワークショップが開催されていたりと、訪れる人がわくわくするような工夫があちこちに。
このほか敷地内には、分銅型土製品をモデルにした時計塔や復元銅鐸もあります。教科書でしか見たことのなかった歴史や文化財を楽しいアクティビティーを通して体感してみませんか?
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=27
120年前の製法を今に伝える濱醤油製造場で
“育てる”味噌づくり体験!
私たちの食卓に欠かせない調味料である醤油と味噌。それらの生産は、かつては大きな杉樽を用いてじっくり発酵させて作る、職人の仕事でした。徳島県小松島市の『濱醤油醸造場』では、明治30年の創業以来、120年以上もの間伝統的な醤油・味噌作りを守り続けています。『濱醤油醸造場』では、伝統的な味噌作りを体験することができます。まずは袋に入った大豆を潰すところから。その後は生糀と塩、潰した大豆をよく混ぜていきます。混ぜ終わったら、深めの容器に空気が入らないように入れ、ラップをし、上から塩で重しをします。これで封をすれば仕込みは完了ですが、実際に味噌が完成するのはなんと10カ月後! 保管場所の環境次第でそれぞれの味噌に個性が出て、まったく違う味わいになるという、奥深さも魅力の味噌。『濱醤油醸造場』で自分だけの味噌を作ってみませんか?
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=32
LEDトップシェア
TOKUSHIMAイルミネーション
徳島県のLED生産量はなんと世界1位!
20世紀中の開発は難しいと言われていた“高輝度青色LED”を世界で初めて製品化し、現在では白色LED生産量で世界一のシェアを誇ります。また、LEDを地域ブランドとして打ち出しており、お遍路にちなんで「光の八十八ヶ所」を認定。現在「光の八十八ヶ所」と認定されて場所は63ヶ所あり、今回はそのなかから徳島市中心部にあるスポットをいくつかご紹介しています。季節ごとに異なる魅力を楽しめる、美しい光がまたたくLEDの名所巡りの旅に出かけてみませんか?
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=40
フォトジェニックスポットの宝庫
歴史ロマンを感じる
寺町界隈をぶらりさんぽ
眉山の麓に、金運・勝ち運・学問・縁結びの神『徳島眉山天神社』。境内には撫でると知恵がつくといわれる“知恵の牛”や、縁結びのパワースポット『姫宮神社』もあります。姫宮神社の踏み石はハート型をしており、SNS映えすると話題に! 「あなたの姫度」や「運命の殿方」などの項目がある“姫みくじ”も、着物のデザインで人気です。かな文字の美しい御朱印も旅の良い記念になります。
およそ26の神社・お寺がある寺町界隈は、趣深い場所として人気の高い散策エリアになっています。徳島の名水『錦竜水(きんりょうすい)』の水汲み場は自由に汲めますが、生水は飲まないよう注意が必要です。耕土が高くミネラル分に富んでいるので、コクとまろやかさがあるのが特徴です。
『滝薬師』の境内には『和田乃屋本店』があります。店内でいただけるのは、歴史のあるお菓子「滝のやき餅」。菊の模様が特徴で、さっぱりとした味わいです。
店内からは風情たっぷりの庭が望め、11月には黄花亜麻(きばなあま)という花が広がります。
「庚午事変」で切腹した志士をたたえる石碑「庚午(こうご)志士の碑」や、そのほかにも随所に神社仏閣や石碑が点在しているこの場所は大滝山と呼ばれ、桜の名所にもなっています。パワースポットとして注目され、女子大生や若い主婦らが癒しを求めて訪れるそうです。
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=41
「第九」アジア初演の歴史とともに…
ドイツゆかりの地めぐり
ドイツと深い縁がある徳島県鳴門市大麻町。その縁は大正時代にさかのぼります。
当時は、世界の多くの国々を巻き込んだ人類史上初の大戦争“第一次世界大戦”の真っただ中…。この戦いでドイツは日本に敗れ、多くのドイツ兵が捕虜となり、この地にあった『板東俘虜収容所(ばんどうふりょしゅうようしょ)』へ移送さました。
捕虜とはいえど、『板東俘虜収容所』での彼らの暮らしは自由で、文化・芸出活動が活発だったそう。さらに収容所近辺に住んでいた日本人との交流も盛んで、大変仲も良かったのだとか。松平健が主演を務め、2006年に公開された映画[バルトの楽園]は、『板東俘虜収容所』を題材にしており、この鳴門市がロケ地になりました。そこで今回は、『鳴門市ドイツ館』をはじめとする“鳴門市にあるドイツゆかりの場所”をご案内します。
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=47
240年以上の歴史を持つ伝統工芸品
“大谷焼”の里でとっておきの器探しへ
四国を代表する陶器の一つ“大谷焼”のはじまりは、なんと約240年も前のこと。藍染に使う“藍甕(あいがめ)”が多く作られていましたが、大正時代の多様な変遷を経て、現在では大甕(おおがめ)から日用雑器に至るまで、多彩な陶器が作られています。現在、大麻町にある窯元は6軒で、形作りや色使いなど、窯元それぞれに個性があります。大麻町にある窯元のひとつ『森陶器』には、奥行き7.4m幅2.8mの国内最大級の“登り窯”の見学ができたり、予約をすれば陶芸を体験したりすることも可能です。先生が丁寧に教えてくれるので、初心者も楽しくチャレンジできますよ。また毎年11月の第2土・日曜には、大麻町の6つの窯元が一堂に作品を展示・販売する『大谷焼窯まつり』が開催。トレンドや窯元ごとの個性が色濃く出たさまざまな作品がところ狭しと並ぶイベントなのできっとお気に入りの器が見つかるはず。大谷焼を普段の生活に取り入れてみましょう。
【詳しい情報はこちらをチェック】https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=49