特集
上勝の素材を使ったクラフトビール[山椒セゾン]誕生
「上勝に“あるもの”と“ないもの”を掛け合わせて、新たな地域産品を作る」と話すのは、上勝町の商品開発やPRを行っている杉本勇二さん。今年の夏からスタートさせた「上勝オリジナルビールプロジェクト」で開発したクラフトビールがついに完成しました!ビールと山椒、意外な組み合わせですが、大人のビールというにふさわしい仕上がりとなりました。
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上勝を味わうビール。その名は[山椒セゾン]。
ビール作りに全面協力しているのは、同じく上勝町にある『RISE & WIN(ライズ & ウィン)』。上勝町をはじめ、徳島県産のものを使ってクラフトビールを手がけるブリュワリーです。「“上勝でしか飲めないビール、上勝ふるさと納税でしか手に入らないビールを作りたい”という杉本さんの熱い想いを受けて、チャレンジしてみようと思ったんです」と、RISE & WINの岡本工場長。
今回のビールプロジェクトのコンセプトは「鶏料理に合う麦のシャンパンのようなビール」。多くのスタイルがあるクラフトビールですが、今回選ばれたのは「セゾン」というスタイル。セゾンとは、柑橘類を思わせるようなフレーバーとスパイシーな香りが渾然一体となった飲み口の軽いスタイルのビール。ベルギーで造られていたスタイルで、夏の農作業の合間でのどを潤すために飲まれていました。
そんなビールに“上勝ならではの新しい味”を出すために使っているのは上勝の山で育った山椒です。6月に1回目の試飲会が行われ「フルーティーで飲みやすい」という声が多くあがりました。
しかし、目指すゴールは山椒の風味が利いた大人のビール。「自分が自信を持って勧められるビールを作りたい」という杉本さんの強い気持ちに、岡本工場長が「もう一度試作し直しましょう」と応えてくれました。
山椒の香りをもっと引き出すため、原料の配合などを見直して仕込んだビールにはドイツとイギリスの麦芽を使い、山椒の実を入れて香りづけ。こうして出来上がったビールは、山椒のフレーバーがより前面に出てきたワイルドな味になりました。
さらに“麦のシャンパンのようなビール”を実現するため、製法にもこだわったという杉本さん。炭酸を加えず、瓶に詰めた時に二次発酵させて微発泡のビールに仕上げました。
こうすることで口当たりが柔らかくてなめらかになり、麦のシャンパンのような味わいになった[山椒セゾン]。『ふるさとチョイス』のお礼の品か、『RISE & WIN(ライズ & ウィン)』で飲むことができます。ぜひ、味わってみてくださいね。
また、11月中旬に「阿波尾鶏と山椒と原木椎茸の上勝ソーセージ」が完成しました。
噛むほどに阿波尾鶏や原木椎茸のうま味と山椒の香を楽しむことができます。
ふるさとチョイスで公開すると、3週間で完売し、現在追加で製造をしているのだそうです。
山椒セゾンと阿波尾鶏のソーセージ。上勝町ならではの味を楽しんでみませんか?
(2022.03.17更新)
ふるさとチョイス
HP/https://www.furusato-tax.jp/product/detail/36302/5225779
一般社団法人 上勝ビジターセンター
TEL/050-3438-8556
HP/https://kamikatsu-vc.jp/
RISE & WIN Brewing Co.(ライズ & ウィン)
徳島県勝浦郡上勝町正木字平間237-2
TEL.0885-45-0688
営/水~日・祝日 11:00~17:00(17:00以降予約制)
※夜の営業は4名から BBQコースのみ事前予約にて受付
HP/https://linktr.ee/Kamikatzbeer