ロングバー

ロングバーの由来はシンガポールの有名バー。
それと、店内の両端いっぱいに広がるバーカウンターもその名を表しています。
オープンは1997年。
4階と5階の2フロアにあり、4階は大人数でテーブルを囲んで飲むのに最適。
5階は長いバーカウンターのお気に入りの場所を見つけて、静かに少人数で飲むのをオススメします。

オーナーは徳島の歴史的バー「BARATEI」のマスターのお弟子さん。
気さくな性格で初めてのお客さんも安心して会話とお酒を楽しめます。
オールマイティーに揃えられたお酒で、オーソドックスなカクテルから
旬のフルーツを使ったカクテルまでを丁寧に作ってくれます。
ここから育って行ったバーテンダーが多く存在するのも納得です。

曜日によってはスパイスの効いたカレーなどの軽食も提供しているので、
夜の締めに小腹が空いたときにもオススメです。

鴻

ボトル棚が山の形になっているのが特徴的なバー鴻。
ここもまた木目調のインテリアにまとめられて、バーカウンターに座ると
ずっと座っていられるほど落ち着ける雰囲気。
オーナーバーテンダーの鴻野さんは、数々のカクテルコンペティションで
優勝経験のある腕利きのバーテンダー。
また徳島の果実や地元のお酒を使ったカクテルを常に研究して提供しています。

徳島産のジン「AWA GIN」で作るカクテルは
徳島でしか味わえない独特の仕上がり。
すだちや柚子など柑橘類の宝庫とくしまならではのカクテルをぜひお試しあれ。

バーアルシェ

前述のバー鴻で修行をされた方が独立して作られたのがバーアルシェ。
女性バーテンダーが運営するバー。
オーナーの村上智美さんは2012年アジア・パシフィック・カクテル・コンペティションで優勝するほどの腕の持ち主。
凛とした姿でのステアは流石の一言。
BGMでクラシックが流れているのもバーの特徴を表しています。

全国大会の徳島代表を何度も務めただけあって、それぞれのカクテルに工夫を凝らしています。
また、徳島の特産品を随所に使うところも特徴的です。
徳島ハイボールはすだちと阿波和三盆を使った、爽やかでほんのり甘い仕上がり。
カクテルのベースとして地元の梅やすだち、柚子などをお酒に漬けていて
どの季節でも徳島を味わえるところも魅力です。
バーの名前を冠したオリジナルカクテル「Arche」は味だけではなく
見た目も楽しめる仕上がりになっています。

Bar HADA

秋田町メイン通りの裏通り、レンガ造りと緑のドアが特徴的なファサード。
前オーナーから名前とインテリアをそのまま受け継いだだけあって、
店内は40年前から変わらない落ち着いた雰囲気。
18年前からこの店を切り盛りするのは徳島の有名店で修行を積んだ女性バーテンダー。

テーブル席ひとつとカウンター。
こじんまりとした店内は、隣に座ったほかグループとすぐに意気投合できる
アットホームな雰囲気。
優しく丁寧に作られるお酒と楽しい会話が時間が過ぎるのを忘れさせます。

BAR TOYOKAWA

前述のBarHadaから歩いて1分、
徳島では珍しい、親子2代のバーテンダーが立つBAR TOYOKAWA。
父親の敏雄さんはこの世界で50年以上の経歴を持つベテラン。
かつては日本でも有数のバーボンコレクションを持つバーだったそう。
今もバックカウンターには他ではなかなか飲めない珍しいウイスキーが並んでいます。

息子の新二さんは、旬のフルーツを使ったカクテルを得意としています。
親子でもタイプの違うバーテンダーがいることで、
一つのお店で違ったテイストを味わえる稀有なバー。
カウンター一列のシンプルなレイアウトは、一人でゆっくり飲むのに最適です。
バーの歴史を聞きながら、レアなウイスキーを嗜む至福の時間。

GLEN K

ドアを開けてすぐの階段が印象的なバー「GLEN K」
徳島オーセンティックバーのパイオニア店の一つである
サーティーンモールというバーがあった場所。
その後も何度か名前を変えつつも、内装はそのままに
丁寧に受け継がれてきた歴史を感じるバー。
木材で包まれたバー全体が、ウイスキーの樽如く熟成された香りを漂わせています。

そんな歴史あるバーでありながら、
会話上手なオーナーのキャラクターそのままに
店内はいつも楽しい会話と笑い声で溢れています。

ギネスの樽生が飲める、徳島ではレアなバー。
料理好きのマスターが作る軽食もGlenKの楽しみの一つで、
スパイスを効かせたカレーやオムライス、チャーハンやお茶漬けなど
訪れる度にフードメニューが充実しています。

前オーナー、前々オーナーから受け継がれてきたお店を大事に守るオーセンティックバー。
新店舗では滅多にない、木材を贅沢に使った作りのバーが徳島には残されています。