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お土産屋さんでは出会えない!?
小松島で愛されるローカルフードを求めて

お土産屋さんでは出会えない!?
小松島で愛されるローカルフードを求めて

農業も漁業も盛んな小松島市に訪れたなら、地元の新鮮な農産品やオリジナルの加工品が揃うファーマーズマーケットへGO! お土産屋さんには並ばない“徳島のうまいもん”との出会いが待っています。
お買い物の後は、近くにある四国霊場第十九番札所「立江寺」へぜひ。
本堂の絵天井は一見の価値あり。

★☆ その他のおすすめ記事はこちら ↓ ↓ ↓
徳島の料理人による、特産品を使った「ご飯の友」
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夏の訪れを告げる美味。 徳島の「鮎」を食す。
https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=128

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みはらしの丘 あいさい広場

みはらしの丘 あいさい広場 約3000種類の旬の農産品が勢ぞろいするファーマーズマーケット「あいさい広場」。中に精肉店や鮮魚店も入っています。
約3000種類の旬の農産品が勢ぞろいするファーマーズマーケット「あいさい広場」。中に精肉店や鮮魚店も入っています。

地元の農産品が一堂に集まるファーマーズマーケット「あいさい広場」。小松島市の畑で育った旬の野菜はもちろん、勝浦町や上勝町で採れるゆず、ゆこう、すだちといった特産の柑橘類までが揃い、地域の人々で賑わう町の台所です。

 加工品コーナーは、知る人ぞ知るローカルフードの宝庫です。
加工品コーナーは、知る人ぞ知るローカルフードの宝庫です。

やまももやすだちを使った天然シロップや柑橘醤油が並ぶ加工品コーナーも人気。茎わかめと椎茸が入った「小松島肉まん」や、ハバネロを用いた「超激辛香辛料クレイジー・レッド・ペッパー」など強烈な個性を放つ品もスタンバイしています。お土産屋さんにはない地元ならではの味をおうちに持ち帰って堪能するのもいいですね。

 はもの混ぜごはんの素(800円)、もち麦(324円)、超激辛香辛料クレイジー・レッド・ペッパー(600円)、乾燥しいたけ(324円)、えび・わかめ塩セット(833円)、小松島肉まん(350円)、やまももパイ(600円)。*価格はすべて税別
はもの混ぜごはんの素(800円)、もち麦(324円)、超激辛香辛料クレイジー・レッド・ペッパー(600円)、乾燥しいたけ(324円)、えび・わかめ塩セット(833円)、小松島肉まん(350円)、やまももパイ(600円)。*価格はすべて税別
 「田んぼと畑の小鉢膳」(800円)。内容は毎月変わります。この日はカラフル野菜と柑橘酢豚をメインに、鮮魚の塩焼き、揚げ茄子柚子味噌ソースなどが並びました。*価格は税別
「田んぼと畑の小鉢膳」(800円)。内容は毎月変わります。この日はカラフル野菜と柑橘酢豚をメインに、鮮魚の塩焼き、揚げ茄子柚子味噌ソースなどが並びました。*価格は税別

ファーマーズマーケットの隣にはベーカリー、レストラン、フードコートを併設。レストランの「あいさいキッチン」では旬の野菜をふんだんに散りばめた定食メニューがお腹を満たしてくれます。オススメは一度に多品目を味わえる「田んぼと畑の小鉢膳」(800円)。色とりどりの季節の食材が小鉢を彩ります。

 甘酸っぱさがクセになるやまももゆこネード(340円)。*価格は税別
甘酸っぱさがクセになるやまももゆこネード(340円)。*価格は税別

食後はパン屋さんの横にあるジューススタンドでご当地ドリンク「上勝ゆこネード」を。幻の果実と呼ばれる柑橘“ゆこう”の果汁とはちみつをブレンドした特製のシロップがベース。小松島の特産やまももとのミックスや上勝晩茶、紅茶、野菜ジュース…組合せは様々! 全部で12種類のゆこネードが楽しめます。

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みはらしの丘 あいさい広場
小松島市立江町炭屋ヶ谷47-3
0885-38-0112
産直市 8:30~17:30
あいさいキッチン 11:00~15:00
あいさいベーカリー 9:30~17:30
ちゃーちゃんうどん 10:00~15:00
第3火曜休、年始休
https://www.ja-higashitks.com/aisai/
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四国霊場 第十九番札所
高野山真言宗 別格本山 立江寺

四国霊場 第十九番札所
高野山真言宗 別格本山 立江寺 緑豊かな境内に佇む多宝塔と大師堂。
緑豊かな境内に佇む多宝塔と大師堂。

創建1273年の歴史あるお寺。元は天平19年(747年)に光明皇后の安産を祈願して建立されのが始まり。現在も安産祈願に多くの人が訪れます。

見どころは本堂の絵天井。昭和49年(1974年)に起きた火事から寺院を再建する際に、東京藝術大学の教授を中心に約40名が描いた286枚の絵が格天井に埋めつくされています。

 豪華絢爛な本堂の絵天井。納経所が開いている時間内(7:00~17:00)であれば、本堂の中に入って拝めます。
豪華絢爛な本堂の絵天井。納経所が開いている時間内(7:00~17:00)であれば、本堂の中に入って拝めます。
 どこから見ても正面を向いている絵があるように、向きはバラバラに配されています。
どこから見ても正面を向いている絵があるように、向きはバラバラに配されています。

通常、絵天井は草花や風景など絵柄を決めている場合が多いですが、立江寺はテーマをあえて設けずに自由に描かれているのが特徴。見上げて観察してみると野菜や仏様、人形まであらゆるものが絵天井のひとつになっています。逆に同じ花の絵にしても描いた人によってタッチが異なっており、見比べる面白さもあります。

 本堂の両サイドでライトアップされている曼荼羅。
本堂の両サイドでライトアップされている曼荼羅。
 本堂に向かって右手にある護摩堂。毎週土曜13時から護摩祈祷が行われています。一般の方も参加OK。
本堂に向かって右手にある護摩堂。毎週土曜13時から護摩祈祷が行われています。一般の方も参加OK。
 本堂に向かって左手にある観音堂には徳島出身の日本画家・長尾弘子氏が描いた絵天井があります。柔らかい色使いで本堂の絵天井とは違う味わいが感じられます。
本堂に向かって左手にある観音堂には徳島出身の日本画家・長尾弘子氏が描いた絵天井があります。柔らかい色使いで本堂の絵天井とは違う味わいが感じられます。

また、立江寺にはとある伝説が…。境内の大師堂のそばにある祠・黒髪堂には、「肉付鐘の緒」と呼ばれる髪の毛が絡みついた鐘の緒が祀られています。この髪の毛はお京という女性のもの。愛人を作り夫を殺したお京さんがこの寺に辿り着いた時、髪の毛を肉ごと鐘の緒にはぎとられてしまったそうです。

 黒髪堂。祠の中を覗くと髪の毛が巻きついた鐘の緒が見られます。
黒髪堂。祠の中を覗くと髪の毛が巻きついた鐘の緒が見られます。
 四国総関所の通行証でもある「善人之証」。
四国総関所の通行証でもある「善人之証」。

立江寺に「四国の総関所」との呼び名があるのは、お京さんのように悪いことをしていたらお寺を通り抜けることができないためです。四国八十八ヶ所のご朱印のほかに、関所を通れたことを証明する「善人之証」というご朱印も用意されています。

 門を通った先の左手に構える本堂。古くから「子安の地蔵尊」、「立江の地蔵さん」と親しまれています。
門を通った先の左手に構える本堂。古くから「子安の地蔵尊」、「立江の地蔵さん」と親しまれています。