グルメ 小松島市
赤いのれん
老舗の味と雰囲気を守り、地元の食文化を次代へと継承
1950年代に開業し、多くの小松島市民や旅行客から愛された老舗居酒屋「赤いのれん」。だが二代目店主は、高齢を理由に店を続けることを断念し、2021年11月に閉店した。これを残念に思ったのが、地元で建設会社を営む中山直治さん。「私自身が40年以上通っていた愛着のある店。先代からぜひ引き継いでほしいと依頼され了承しました」と振り返る。
中山さんはそれまでにも中華そば屋など地元の老舗の復活に取り組んでいたことから、白羽の矢が立ったのだ。そこで店主からレシピを引き継ぎ、店の雰囲気も生かしながら、2022年8月にリニューアルオープンを果たす。「赤いのれん」の名物は、目の前で揚げる天ぷら。具材を串に刺して揚げるスタイルが独特で、上質な揚げ油を使っているため何本でも食べられる。懐かしい味を守りながら、新たなメニューも取り入れることで、より愛される店へと進化している。
天ぷらは野菜から海鮮、デザート系まで約40種。なかでもコリコリした食感と旨みが特徴の[ツベタ貝]はオススメ。カウンターで気兼ねなくくつろいだり、個室利用で各種コース料理を堪能したりと使い方もいろいろ。銘酒、銘焼酎に加えワインもバリエーションあり。
- TEL
- 0885-38-6288
- 住所
- 小松島市南小松島町13-17
- 営業時間
- 17時~21時
- 定休日
- 木曜