特集
車窓とローカルフードを楽しむショートトリップ
南小松島駅篇
徳島市の南に位置する小松島市はかつて四国の玄関と言われ、大阪や神戸、対岸の和歌山などと結ぶ航路が就航し、昭和40年代には年間200万人もの人々が行き来するにぎやかな港町でした。
今も町にはその名残があり、市外から来た人にフレンドリーに接する雰囲気があります。
徳島駅から汽車に乗って、南小松島駅に向かって小旅行に出かけてみましょう。
徳島駅から南に走るJR牟岐線に乗って向かいます。
牟岐線の下り線は1時間に2本あって、21時以前は00分と30分に出発するので覚えておくと便利です。
南小松島駅まで往復520円、20分弱で到着するショートトリップです。
2006年から2017年の間に製造された1500形気動車の3両編成。
16:30の便は車内は帰宅する学生中心に、そこそこの混み具合。
先頭車両を陣取って車窓を楽しみます。
徳島駅を出発して、すぐに右手に見えるのが徳島市の象徴眉山。
逆光に光る新町川が水都徳島を表現しています。
二軒屋駅・文化の森駅を通り過ぎると、景色が一気に水田広がるのどかな雰囲気に。
勝浦川を通り過ぎると小松島市に入ります。
最初の駅中田(ちゅうでん)の次は目的地の南小松島駅。
あっという間の到着です。
南小松島駅内には観光案内所があって、ボランティアのスタッフが
親切丁寧に目的地の行き方、観光スポットを紹介してくれます。
17時前とちょっと早めですが、駅周辺でオープンしてるお店を紹介してもらいました。
駅を出て右に向くと目の前にある「居酒屋えとわーる」。
居酒屋えとわーる
昭和感漂う居心地最高の居酒屋さん。
有名演歌歌手もやってくるそう。
阪神タイガースが勝った次の日は全ての飲み物が半額!(19時までに入店の方)
話し好きのオーナーと小松島の昔話で盛り上がります。
広い店内は90人が入るキャパ。貸切パーティーも可能です。
食べて飲んで歌って楽しめる大人の遊び場です。
タイガースファン以外も大歓迎!とオーナー。
居酒屋えとわーる
小松島市南小松島町7-47
電話/0885-32-8640 予約可
営業時間/17:00~23:00
定休日/木曜日
赤いのれん
南小松島駅から3分ほど北に歩いた先にあるのが
地元で赤のれんと呼ばれて人気の「赤いのれん」
2022年11月に惜しまれて閉店したお店を地元の建設会社が
スタイルそのままに見事に復活させました。
4名様~最大8名様までの個室も完備してますが、やはり目の前で天ぷらを揚げてくれるカウンターがオススメ!
串揚げは、小松島ならではの、はも、ちくわ、ぼうぜなどの他に、地元の野菜など50種以上!
名物のどて焼き、鳥もも唐揚げも外せません。
さらに地元の刺し身も新鮮そのもの!
赤いのれん
小松島市南小松島町13-17
電話/0885-38-6288
営業時間/月~水、日: 17:30~21:00・金、土: 17:00~22:00
定休日/水(第1・第3)、木
旬菜処 かもん
小松島で美味しい魚のお店といえば「旬菜処 かもん」
南小松島駅から徒歩15分。
少し歩きますが、その価値があるお店。
カウンターと小上がりのテーブル席。
ご主人と女将さんの二人で切り盛りされています。
お造り、煮物、焼き物、蒸し物の定番モノの他に
すっぽん小鍋や稲庭うどん、イベリコ豚のカツや阿波尾鶏の手羽先なども。
本日のオススメには旬の魚のメニューも豊富でチョイスに困るほど。
旬菜処 かもん
小松島市横須町11-13
電話/0885-32-6555
営業日/月・火・木~日
営業時間/17:00~22:30(L.O.)
定休日/水曜日
徳島駅から19分ながら小旅行気分を味わえる南小松島駅。
他にも飲食店やラーメン店、老舗の居酒屋など小松島ならではの
個性溢れるお店が点在しています。
お気に入りのお店を探しにふらっと気ままに出かけてみてはいかがでしょう?