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街からすぐ!いろんなレベルで楽しめる
眉山トレッキングコース

街からすぐ!いろんなレベルで楽しめる
眉山トレッキングコース

徳島市のシンボル「眉山」
JR徳島駅から、徒歩10分でふもとまでたどり着く近さ。
標高290mの頂上には、ロープウェイや車でも行くことができますが、
時間にちょっと余裕がある方には、歩いて、もしくは走って
登頂することをオススメします。
平坦な道から険しいコースまで色んなルートが楽しめ、
歴史にも触れられる身近なトレッキングスポットになっています。

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寺町‐大滝山

寺町‐大滝山

寺町は蜂須賀家政公が城下町を建設の際に寺院を集めて作った町。
今も20以上の寺院が集まっています。
古都の雰囲気が漂う、風情ある景色が広がっています。

そのすぐ横、眉山麓は大滝山と呼ばれ、江戸時代は門前町として栄えました。
高級料亭が立ち並び、春には桜の名所として市民に親しまれてきました。
昭和20年に空襲で消失するまで、ここには三重の塔があり、
市内のどこからでも見ることができたそう。

滝のやき餅

滝のやき餅

登山道の入り口、滝薬師の奥に400年以上続く、滝のやき餅のお店があります。
眉山の湧き水「錦竜水」で作られたお菓子で今も市民に親しまれています。
奥には白糸の滝が流れ、冬にはポルトガルの文豪モラエスが植えたと言われる
黄花亜麻が咲き誇ります。

大滝山‐山頂コース

大滝山‐山頂コース

まずは立派な石段の道を登ります。
道すがら芭蕉の句碑や神社を巡りながら、軽快に歩を進めます。
15分ほど石段を登ると広場にあたり、そこには神武天皇の像が建っています。
神武天皇の像は日本に2ヶ所しか存在しない、日清戦争勝利を記念して建てられた立派な銅像。
そして、その左側にある道から、本格的な山道が現れます。

竹やぶの横目に進むと、傾斜が徐々に強くなってきます。
木を掴みながら、上へと登ります。
途中迷いそうなところには、枝にテープが巻いてあり行く先を教えてくれるので安心です。
15分ほど山道を登ると、また石段の道が出てきます。
ここまで来ればあと一息で山頂です。

自分の足で登って見る、山頂からの景色は格別です。
麓で買った焼きもちも、山頂で頂くといつも以上に優しい美味しさが沁み入ります。

山頂‐天神社コース

山頂‐天神社コース

下りはルートを変えて、天神社へ降りていく道を選びます。
大滝山ルートとは違い、石がむき出した急坂になっています。
足元に気をつけながら下ります。

しばらくすると、ロープウェイの下をくぐる道が出てきます。
街もだいぶ近づいてきました。

しばらく行くと、石段の天神社へ続く道に繋がります。
天神社を参拝してトレッキング終了。
ここからスタート地点へは寺町をゆっくり散策しながら帰ります。
阿波おどり会館横の潮音寺でモラエスのお墓参りをしたり、
錦竜水で涼を取ったり。
ちょっと足を延ばせば、徳島ラーメンの有名店「いのたに」や「東大」もすぐ近く。

今回のルートは健脚な方向けのコースですが、
なだらかな道が続くルートもあり、どの世代でも登山を楽しむことができるのが
眉山トレッキングの魅力です。
文化も歴史も楽しめる眉山の麓に訪問した際は眉山トレッキングも予定のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?